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イチゴ農家でアルバイトしてきた話5.5【作業の闇編】

samune

〇春砲炸裂!「イチゴ農家の光と影」(当然のことしか書いてないない)

ハイどーも。管理人のサンマスターです。前回はイチゴの出荷までを書き記した。書き記したのはいいが、見直してみると、いかんせん機械めいた文章だなぁと感じた。ていうかキツさについて何一つとして言及がない。慣れてくるときつさよりもいかにうまくやるかに頭が行くので、仕方ない気がしないでもないが、それでは実態について正確に書き記したことにならない。そこで今回は前回の作業についてきつかったことだけを書いていく。

取り上げる作業はイチゴ摘み、撤花とガサとり。そして花出しについての4つに加え、レッテル張りの5つとする。なぜならこれらはシーズン終わりまで何度もする必要があるからだ。

イチゴ摘み

腰がきつい。永遠とかがんで作業しなくてはならない。更に傷つけないようにとるため気が張る上に、朝方の涼しいうちに取らねばならない。遅いとおじさんが不機嫌になる。収量が少ないと、摘んだ後、更に作業がある。気が滅入る。雨の日は特に気を使わなくてはならない。収量が多いと夕方とることになる。とればとるほど金になると分かっていても、きついものはきつい。

撤花

身体的にさほどきつくはないが、どこまで取ればいいかが分からないため、不安になりながらの作業となる。最終的にはS品まで取る必要があるが、小さな青い実の時点で見極めるのは非常に難しい。捨てたM品だけで数万円の損害を出しているといわれてもしょうがない。やった中では一番難しいかもしれない。一応前半は枝1本につき5個、後半は3個とか言われるが、それだと取りすぎになってしまう。臨機応変な対応が求められる。

ガサ取り

何回もやる中ではキツさは最上位に位置する。イチゴ摘みの場合はケースに置くために立つことができるが、これは本当に永遠に中腰を維持する。更にこれは日中に行われる。ハウスの中は熱い。畑の周囲は遮蔽がないため、直射日光が当たれば屋温は夏場並みになる。この暑さが体力を奪っていくのだ。それでも今後のために必ずしなくてはならない作業である。

花出し

楽。一つの救い。それでもそれなりの速度を要求される。

レッテル張り

前回言及したので、特に新しく言うことはない。しかし、自分の作業場のみに限定して言うならば、おじさんの話を聞きながら、作業を正確に行う必要がある。おじさんの話はためになるし、聞き逃すと午後の作業日程を聞き逃す場合があるので気が抜けない。

以上が各作業のきつい部分である。農業といえどその日やることは決まっていて、時間通りに作業を進めなくてはならない。できなければ帰る時間は遅くなる。自然は待ってはくれない。自分のペースでとは決して行かないのだ。それでも彼らは黙々と作業を行う。その作業の先に、大きな見返りがあると信じているからだ。

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