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イチゴ農家でアルバイトしてきた話3【イチゴの妖精編】

samune

聞こえてくるはずだイチゴの声が(んなわけあるか)

ハイどーも。管理人のサンマスターです。前回は初めての作業について記しました。今回は次の作業について書き記していこうと思う。あ、ちなみに作業全部書くわけではなく、大事と思ったところだけかいつまんで書くのでそこんところよろしく。

さて、イチゴの手入れはじめ「はかぎ」。これを語らなければならない。この葉っぱの見極め具合によって今後の作業をうまくやれるかどうかが決まるといっても過言ではあるが、大事な作業である。

この作業を端的にいうならば不要な葉を木から取り去る作業である。不要な葉とは古い葉っぱのことで、イチゴの葉は外側から古い葉がついており、その順番通りに取り去らなければならない。そうしなければ葉が弱っていいイチゴができない。じゃぁ外側からとっていけばいいだけじゃんとなればいいが、事はそんなに単純ではない。いちいち外側かどうかを確認するために根本を見ながら作業するといつまでたっても終わらない。実際、友人にもこの作業も前と同じく3倍近く差をつけられた。

友人曰く、葉の状態を見ればわかるらしいし(これはこれでたいがいおかしい。一年目だろ)、おじさんに至ってはイチゴの木の声を聴けばわかるらしい。確かに、古い葉と新品の葉は色が違う。ただそれが取っていいほど古い葉なのか、また、ただの汚れなのか見わけがつかない。

更に、今回のはかぎは葉っぱを5枚まで残すや、今回は2枚古い順にとるなど状況によってとるものが変わってくる。

なので、今回は自分なりに試行錯誤することになった。まず、木全体を見る。古い葉っぱは地面にへたっているので、その中からどれを取るかを考える必要がある。間違っても全部取ってはいけない。へたっているように見えて、横に伸びる葉っぱもある。そしてそれをとるとおじさんにバレる(わけがわからん)。そして、どう頑張っても葉っぱの正確な見極めはできなかったので、別の見極めが必要になった。そこで目を付けたのは茎。茎は葉と違って分かりやすく色がくすむ。これが意外なほどに効果的で、そこそこの速度で正確にとれるようになった。また右を一つとって左をむいて…とするのではなく、2,3まとめて処理することで、更に効率は上がる。

それでもベテランの方には届かない。こればっかりは最後まで謎、というか単純に手の動作がめちゃくちゃ早かっただけな気がする。要するにまだまだ判断速度が遅いと感じた。それとも本当にイチゴの妖精が見え、とる葉っぱを教えてくれるのか?真相はあと20年程イチゴを育てればわかるのかもしれない。

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